日本人の死亡原因上位の病気

世の中には様々な病気がありますが、中には誰もが恐れているようなものも多数あります。
それは、最悪命に係わってしまうような病だからです。
がんもその一つだと言えるでしょう。
現在の日本人の死亡原因で1番多いのは悪性新生物、がんとされています。

「胃がん」は、我々日本人に多くみられるがんです。
胃の粘膜下層部でとどまっているガンを早期胃がんと呼び、固有筋層よりさらに奥深くまで浸潤しているものを進行胃がんと呼んでいます。
胃がんは患う方が多いがんではあるものの、早く発見することができれば治癒できるがんです。

「大腸がん」は、食事が欧米化してきたこともあって増加傾向にあります。
こちらも、早く発見することができれば治癒できます。

「肺がん」には、非小細胞がんと小細胞がんの二つあります。
かつては、男性の患者が多かったのですが、最近は女性の患者の数も増えて来ています。

肺がんには、肺野部にできるものと肺門部にできるものとがあり、肺野部にできたがんは、X線写真で見つけることができます。
また肺門部にできたがんは、X線写真ではなかなか発見できません。
こちらは、喀痰細胞診や気管支鏡によって見つかるがんです。

女性が気を付けたいがん

また女性は「子宮がん」を心配している方も多いかと思います。
子宮がんには2種類あるのですが、一つは子宮体がん。
もう一つが子宮頸がんです。

子宮体がんは、若い方よりも50歳以降の方に多く見られるがんです。
早い段階から、不正出血や膿や血が混ざったようなおりものが見られます。

子宮頸がんは、それよりも比較的若い方に多く見られるがんで、子宮の頸部できます。
初期には症状がほとんどありません。
進行と共におりものの量が増え、不正出血が見られるようになります。

「乳がん」を患う方を見てみると、30代から60代前半の方に一番多く見られます。
この世代は、子育てや仕事でも責任ある立場になる方が多い世代。
やはりどんなに忙しくても検診は欠かさないようにしていきたいものです。

がんを予防する

がんを予防する為には、やはりたばこを控えることが大事です。
そして、バランスの良い食事を摂るようにして、適度な運動を行うこと。

熱いもの、塩分、脂肪分を抑えた腹八分目の食事。
ビタミンと食物繊維はたっぷり摂って、お酒は控えめに。
かびや焦げは食べないように注意することも必要です。
まずは、もう一度生活習慣を見直してみてはいかがでしょうか?

また、あまりたくさん日光を浴びすぎるのも良いことではありません。
もちろん全く浴びないのも良いことではないのですが、頭の隅に記憶しておくようにしましょう。

最後に、是非検診は受けるようにしたいものです。
忙しいとどうしても自分のことは後回しにしてしまいがちですが、がんは早く発見できれば治癒できる場合も多いですから必ず受けるようにしましょう。

現在ではがんの治療薬の研究のため、医療機関で様々な研究、開発が進められていますし、
未来の患者を助けるために多くの研究医が研究と分析に尽力しています。優れた技術と知能を持つ研究医は求められ続けています。

細胞の異常を確認する細胞検査士も存在しており、がんの早期発見に力を尽くしています。