心筋梗塞について

長寿国である日本ですが、それでも病に倒れてしまう方もたくさんいらっしゃいます。
現在日本の死亡原因となっている病気を見てみると、その上位には心臓の病気があげられます。
なかでも、心筋梗塞やそれが理由で患う心臓の病気がとても多く見られます。

心筋梗塞は心臓に梗塞が起こってしまう病。血液がスムーズに行き渡らなくなり、血液が届かない部位の細胞が死んでしまいます。
冠状動脈が詰まってしまったり、狭くなったりしたことで心臓が正常に機能するのに必要な栄養や酸素が届かなくなってしまいます。
その為、心臓の筋肉が壊死するのです。

心筋梗塞になると、非常に激しい痛みを胸の中央部に感じます。
その後、人によっては背中やみぞおち、左の腕や肩などにも傷みが広がってきます。
その痛みは非常に激しく、このまま命を落としてしまうのではないかと思うほどです。
ほかにも、吐き気がしたり実際吐いてしまうこともありますし、高熱が出たり呼吸が苦しくなる場合もあります。

心筋梗塞は、残念ながら発病した後そのまま亡くなることも少なくはない危険な病ですが、数日してから命を落とす方も多く見られます。
また、働いていたり運動している時に心筋梗塞になることもありますが、寝ている時や朝方に起こりやすいなどの特徴もあります。
心筋梗塞は、発病してから一週間切り抜けることができ再発もなければ、死亡する危険はぐんと下がります。

前兆がある場合も

心筋梗塞は、このように恐ろしい病なのですが、実は起こる前に何らかの前触れがあることも少なくありません。
およそ半数の方がそういった前兆を感じていると聞きます。

例えば、狭心症発作があったなどです。
また、全く何もなく突然起こることもあります。
心筋梗塞の引き金になりえるのは、過度の疲労だったり緊張など。

また、極端に暑い場所や寒い場所などもリスクが上がりますし、たくさん飲んだり食べたりしたことが引き金になる場合もあります。
いずれにしても、様子がおかしいと思ったら大至急病院に行くことが大切です。救急車をすぐに呼ぶなどして対応しましょう。

心筋梗塞の予防と治療方法について

心筋梗塞は、心臓の血管が動脈硬化を起こして血がその中で固まったり上手く流れなくなってしまうことです。
つまり、動脈硬化をしっかり予防していれば、心筋梗塞も避けることができるということです。
その為には、やはり禁煙することです。

そして、高脂血症や高血圧などを治療すること。
また、攻撃的で几帳面な人も動脈硬化になりやすいと聞くこともありますので、心にゆとりをもって生活することもオススメだと言えるでしょう。
また、肥満の方は減量することをオススメします。メタボの方は、是非スリムを目指し運動や食事の見直しをしましょう。