狭心症とはどのようなものか

365日、毎日休むことなく動いてくれている私たちの心臓。
しかし、心臓に関するいくつもの病気があります。

原因もそれぞれ色々あるのですが、生活習慣に問題があって病気が引き起こされている場合もあります。
ですから、健康の為にも美容の為にもメンタルの為にも、規則正しい生活習慣が大切なのです。

狭心症は、心筋が必要な血液が冠動脈から十分得られなかった時に発作が起こります。
また、他にも冠動脈がけいれんした時に起こることがあります。
運動や仕事をしている時に発作が起こることもあれば、反対にこれと言って激しい行動をしていない安静時に起こる場合もあります。
就寝時に、狭心症が起こることもあるのです。

主な症状は、胸が圧迫されたような感じがしたり、胸が締め付けられているように感じることもあります。
胸の中が焼きつくように感じる方もいるようです。
また、動悸がしたり呼吸がしにくくなったりすることもあります。
他にも、喉が痛いと感じたり歯が浮く気がすることもあれば、吐いたり頭痛や背中の痛みが現れる場合もありますし、痺れを感じることもあります。

このような症状は間もなく治まることが多いのですが、心室細動を起したり心筋梗塞を起こすこともあり油断できません。
何らかの行動をしている時に起こる、「労作狭心症」。就寝中に起こる「安静狭心症」。
動脈硬化だった場合、そこに運動が加わったことで狭心症を起こすこともあります。

労作狭心症を起こした方の半数に動脈硬化が見られます。
労作狭心症は、寒い時や食事を摂った後になることが多い傾向にあります。
起床時に起こる場合も少なくありません。

狭心症を予防するにはどうしたら良いか

狭心症を予防する為には、是非動脈硬化を防げるような生活を送ってください。
喫煙習慣がある方は、すぐにタバコを止める努力を始めましょう。
体重が多く太り気味の方は、是非運動を始めたり食事内容を見直すなどして減量を頑張ってみてください。

脂っこいものを減らして野菜をたっぷりと摂るメニュー。
栄養バラスンスのとれた食事が基本です。

そして、糖尿病や高血圧などの病気がある方は早めに治療をしましょう。
また、興奮したり激しい運動をすることを避けて、睡眠をしっかり摂ることも大切です。

治療方法について

狭心症を治療するには、薬を使いながら進めて行きます。
よく用いられるおは、ニトログリセリンや硝酸イソソルビド、β遮断薬、カルシウム拮抗薬です。
心臓が働きすぎるのを抑えてくれるものや、血管を広げるようなお薬を使います。

また薬以外にも手術を行うことで治療する方法もあります。
細くなった血管に器具を入れて血管を拡張する方法です。
バイパス手術を行う場合もあります。