痛風について

痛い風と書いて痛風。
その名前からも分かるように、風があたっただけでも痛みを感じることから、このような名前がついたとされています。

痛風は、尿酸値が高い状態で足の親指の付け根部分が激しく痛みます。
また、親指の付け根以外にも、膝や足首に痛みを感じることもあります。
その痛みは強烈で、一番多く患うのは中年を過ぎた男性です。
痛くて靴を履くことも難しくなるでしょう。

しかし、女性であっても患うこともありますし、最近は30代の比較的若い男性の患者が増加傾向にあります。
痛風はどうして起こるかというと、血液の中に尿酸が多くなってしまうと、その後尿酸塩の結晶が現れます。
この尿酸塩が、足の親指の関節などに溜まることで炎症が起こりそこが激しく痛むようになるのです。

また、そのまま放置しておくと今度は腎臓にまで影響してきますので要注意です。
腎臓に尿酸が溜まってしまう為、腎臓の機能が低下してしまうのです。
そして、一度治まった痛風の激しい痛みも、そのままにしていればまたぶり返してしまいます。

また、関節に痛風結節ができることもあります。
慢性関節炎になったり、関節の変形も考えられます。

痛風はどうしてなるのか

痛風は、高尿酸血症がその原因になるのですが、その状態に更に過度のストレスが加わったり疲労や食べ過ぎ飲み過ぎが引き金になって症状が現れます。
他にも、暑い中で十分な水分補給をせずに運動したりすると、就寝中に痛みが出てくることも少なくありません。

夏場のスポーツは、どのようなものでも気を付けなければならないのです。
痛風の痛みの発作が起こる前には、熱が出たりチクチクとした違和感を感じる方が多いようです。

痛みは、だいたい3.4日くらいで軽くなってきて、一週間を超えるくらいで自然に落ち着いてきます。
しかしながら、しっかりとした治療を行わなければ、何度も繰り返しますしどんどん悪化して行きます。

治療方法について

痛風になりそうな前触れを感じた時に予めコルヒチンを飲んでおくと、痛みを避けることができます。
また痛みが出てしまった時は、非ステロイド性抗炎症薬を用います。
そして、 高尿酸血症の治療も必要になります。
薬を使ったり、生活習慣の改善も必要になってきます。

現在太り過ぎの方は、ダイエットするなどして減量も必要になってきますし、アルコールをたくさん摂っている方はひかえることも必要。
運動を積極的に行ったり、たっぷりと水分を摂るなどの注意も必要になってきます。
また、プリン体を多く含んでいる食べものをひかえることも忘れないで下さい。

そして、これは痛風に限ったことではありませんが、上手にストレスを解消する方法も必要です。
バランスの良い食生活は、健康の為に欠かせない条件です。