ストレス

万病の元になる

日本社会はあらゆる場面でストレスを感じやすいものです。
最近は大人だけでなく、子供も大きなストレスを感じながら生活しており、様々な弊害をもたらしています。
ストレスは万病の元と言われるほど、私達の体に大きな影響を及ぼす存在です。
ジワジワと私達の体を蝕み、突然思いもよらない病気を発症する可能性も潜んでいます。
ストレスは恐ろしい存在であることを認識し、適度に発散させるようにしたいものです。
ストレスによって様々な病気を引き起こすと言われていますが、具体的にどのような病気を発症するリスクがあるのか確認してみましょう。

参考:ストレスがたまると起こる病気は?

自律神経に影響を与える

ストレスが原因になって病気のリスクが高くなると言われているのは、ストレスを感じると自律神経を乱すからです。
私達の体の中に交感神経と副交感神経と呼ばれている自律神経が存在しています。
これらが丁度良い均衡を維持していれば健康状態を保っていることができますが、何らかの原因でバランスが崩れると健康状態が悪化すると言われています。

ストレスを感じるとイライラして胸がドキドキするほど鼓動を感じた経験はありませんか?
これは自律神経のうち交感神経を活発にした結果現れる現象になります。
ストレスは交感神経を刺激して緊張状態を高めます。
血圧が上昇して胸がドキドキするのは典型的な現象です。

ストレスが溜まった状態が続くと、常に交感神経が優位になった状態が続くため、血圧や心拍数が上がったままの状態が続きます。
逆に内臓機能は低下するため正常な働きができなくなります。

ストレスが原因になる病気

自律神経に大きな影響を与えるストレスは、直接病気を引き起こすのではなく間接的に様々な病気を引き起こすものです。
わかりやすいのは自律神経失調症で、心身のバランスを崩して体調を悪化させる病気になります。
自律神経失調症とわかった場合は医師の診断に基づき適切な治療が行われますが、根本的な解決策としてストレスを発散させなければいけません。
病気を引き起こした原因を改善しなければ、一生懸命治療を行っても再発する可能性がある事を覚えておきましょう。

原因不明とされる頭痛もストレスが影響していると考えられます。
いわゆる偏頭痛と呼ばれるタイプの頭痛は、激しい痛みを伴うためかなり辛い思いを強いられる患者さんが多いです。
偏頭痛の大きな原因はストレスと言われていますが、自律神経に影響して血管を収縮させるため急に頭痛を発症させる場合があります。

他にも慢性的に下痢や便秘、両方を繰り返すという症状が見られる過敏性腸症候群や原因がよくわからないじんましんなどの症状を引き起こす場合もあります。
ストレスは目に見えない存在のため、しっかり対策して病気を予防するようにしてください。