風呂

ゆっくり浴槽に浸かろう

日本人はお風呂が大好きな方が多く、浴槽にゆっくり浸かる習慣が昔から存在しています。
昔は自宅にお風呂が設置されている家が少なかったため、近くの銭湯に行って一日の疲れを癒やすのが一般的でした。
現在は自宅のお風呂でゆっくりと入浴を楽しめるようになったため、疲れを癒やすために好きなお風呂タイムを楽しんでいます。
効率良く一日の疲れを取るために、正しい入浴法を実践しましょう。

参考:驚くほど疲れがとれる!お風呂の達人のシチュエーション別入浴術

正しいお風呂の入り方

一日の疲れをしっかり癒やすためには必ず浴槽にお湯を張って湯船に浸かりましょう。
特に暑い夏はシャワーだけで済ませたいと思うものですが、ぬるめのお湯を張って湯船に浸かった方が間違いなく疲れを癒せます。
湯船に浸かる時間は20~30分を目安にしてください。
この時注意していただきたいのは、お湯の温度を熱くし過ぎないことです。
熱いお湯では20分も湯船に浸かっていられないため、すぐに上がりたくなります。
入浴時間が短いと体の芯まで温まっていないため、疲れが取れるはずがありません。
しっかり疲れを取るためには、体の芯まで温めて血行を良くして、余分な老廃物を排出しやすい状態に整えなければいけません。
そのためにもぬるめのお湯に長めに浸かるのがポイントです。
なお、入浴時間は30分以上になるとのぼせる可能性があるため、長くても30分程度に留めておきましょう。

効率良く老廃物を排出する方法

ぬるめのお湯に長く浸かると体の芯まで温まって余分な老廃物を外に出す効果を発揮しますが、血行を良くする効果を発揮する入浴剤を活用しましょう。
炭酸ガスが発生するタイプの市販されている入浴剤を使うのも効果的ですが、自分で手作りすることもできます。
重曹とクエン酸を混ぜて、いい香りだなと感じるエッセンシャルオイルを垂らして手作りバスボムを作ってみましょう。
優しい香りが浴室内に広がり、癒やしの効果と体を効率良く温める効果を発揮できます。

疲れの部位によって工夫をする

全身のだるさを感じる時には半身浴が効果的ですが、部分的に疲れを感じている時にはそれぞれの部位に合わせた入浴法を実践しましょう。
デスクワークで肩や首のコリを感じている方は、肩までしっかりお湯に浸かって血行を促してください。
半身浴とうまく組み合わせて全身の老廃物をスムーズに排出できる環境を整えるのもおすすめです。
目の疲れを感じた時には熱くしたタオルを目の上に乗せながら半身浴をしてください。
目の周辺を温めると血行が促され、疲れが残りにくくなります。
足のむくみが気になる時には半身浴でしっかり温めてから冷水シャワーで冷やし、また温めてから再度冷やすのを何度か繰り返しましょう。
このような温冷浴は血行を促すために効果的と言われていますが、体調の悪い時には避けてください。